回転

小さな古い遊園地
最後に何か景色が綺麗なものに乗りたいと思い、子供用のジェットコースターに乗った。

流れ星を模したソレは、想像の範囲を大きく超えて上に下に横にと見事な回転を見せた。

回り続ける世界の中、乗る前に係員に手渡された「のりものけん」の半券が私の右手を離れ宙に舞った頃乗り物は駅舎に着いた。

私はどうにかして撹拌されたリンパ液をどうにかして戻さなくてはならない

「思ったより目が回るんですね〜、ハハハ」

同乗していた中学の同級生の山根さんのそんな一言で目が覚めた。

夢です。